今日は、おなじみのビタミンCについて。先日のブログで、私たち家族が青蓮寺レークホテルの日帰り温泉について紹介しました。とても素晴らしい温泉です。
実はホテルの近くで、ぶどう狩りやイチゴ狩りができるのです。定額で、冬はイチゴ食べ放題です。当然、食べ負けないようにお腹いっぱい食べます。そこでふと思いました・・こんなにイチゴ食べたがどんな栄養素が豊富なのか。
私は残念ながら平凡な町医者。すべての食材の栄養素は記憶してないのです。イチゴにはビタミンCが豊富に含まれているようです。
ビタミンCといえば耳慣れた言葉ですね。なんとなく健康的なイメージはあるものの、その働きを知っている人は実は少ないのでは。
コラーゲンの合成、LDLコレステロールの酸化抑制、鉄の吸収を助ける、メラニン色素の沈着(しみ)を防ぐ、などなど。
ビタミンCが不足する(1日10mg以下の接種)と、「壊血病」になります。日本ではあまり例が見られませんが、ビタミンCが不足してコラーゲンが十分に生成されないと、毛細血管の結合組織が弱くなり、出血が止まらなくなります。これが壊血病ですが、病気とまでいかなくても、ビタミンCの不足が続くと、歯茎から出血しやすくなったりします。
さて、イチゴですが、100g中にビタミンCが62mg含まれているそうです。1/4パック(約90g)で56mgになります。ビタミンCの1日の接種推奨量は100mgとされています。
小ネタ1:大航海時代には航海が長くなると生鮮食品がとれないために、壊血病で死亡する船乗りが多くみられました。そこで各地に立ち寄り、新鮮な柑橘類を積み込むようになりました。
小ネタ2:ビタミンCの多い食品を紹介しましょう。ピーマン、キャベツ
ブロッコリー、菜の花、ゴーヤ。くだものでは、柿、キウイ、オレンジ、アセロラなどです。