先ほどブログを更新していないことに気づきました。ちょこちょこと用事をしているうちに、日曜日が過ぎてしまいました。読書に洗車、メールの整理、クリニックの事務作業などなど。時間が足りません!!
海外にメールしないといけない事情が生じまして、A4程度の英文ですが、普段は英語を使用する生活をしていないため、大変な作業時間になってしまいました。さらっと英語が口から出てくれば苦労はないのですが。
さて、風疹の件です。以下は新聞記事です。
厚生労働省は2日、今年の風疹の患者数の累計が、先月24日現在で昨年1年間の合計を65人上回る2418人に上った、と発表した。
依然として首都圏を中心に患者が増えているほか、関西や中部でも増加が目立っており、同省は、流行が全国に拡大しつつあるとして注意を呼びかけている。
同省によると、風疹の患者発生報告が先月24日までの1週間に新たに292人寄せられた。新たな報告が最も多かった都道府県は93人の東京で、神奈川50人、大阪30人、兵庫23人と続いた。患者数の累計では東京は1000人を超えて1025人に。ほかに患者が目立つのは神奈川339人、千葉191人、大阪174人、埼玉172人、兵庫134人、愛知51人、鹿児島45人などだった。
患者では、予防接種をしていないか、もしくは不明の人が2275人と9割以上を占めている。男性では、患者1894人のうち8割以上が20~40歳代だった。妊婦がかかると胎児に障害が残る可能性があるため、同省は、夫ら身近に妊婦がいる男性らに予防接種を受けるよう呼びかけている。
(2013年4月2日読売新聞)
当院でも連日のように風疹の予防接種の問い合わせがあります。個別に事情が違うため、個別に対応しています・・。以外と大変ですが、仕方がありません。国が一律の対応を取って来なかったからです。この期におよんでも、自治体によって対応が違います。
将来の赤ちゃんを守るためにできる、内科医にとって出来る数少ないことの一つです。現在のところ風疹単独のワクチンは不足していますが、麻疹風疹ワクチンは接種可能です。20代後半以降の方は、麻疹の免疫力も低下している可能性があるため、麻疹風疹ワクチンをおすすめしています。
先日は関東で先天性風疹症候群が発生したと知りました。医療従事者としてとても残念です。防げたはずの病気だったのに。障害のない人生が待っていた筈。私も二児の親です。気持ちは痛いほどに分かります。なんとか奈良の地では発生させたくないです。見知らぬ誰かがこのメールを読んでくださって、近隣の医療機関でも予防接種を受けてくださること望みます。